第44代(2022.7〜2023.6) 会長 福岡 嗣人 – 挨拶Greeting

　皆さんこんにちは、本日も例会にご参加いただきありがとうございます。そして、ご臨席を賜りました春日井ライオンズクラブ会長Ｌ長岡龍男を初め三役の皆様、春日井けやきライオンズクラブ会長Ｌ堀尾泰弘を初め三役の皆様、本日はご多忙の中例会にお越しいただき誠にありがとうございます。このたび春日井中央ライオンズクラブ第44代会長を拝命しました福岡です、これから一年間よろしくお願いします。
　さて、先日のローアで来るガバナー排出年度に向けて、三段跳びのステップはバランスを整えることが大切とお話しさせていただきました。そこで今期は近年のライオンズを取り巻く環境や人々のマインドの変化を分析し、先輩ライオンが引き継いでこられた歴史や規約を再確認することで足元を固める作業を行いたいと思います。この気持ちから今期の会長テーマは「変化に向き合い、未来に向かって、ウィサーブ」とさせていただきました。
　ところで、皆さん、今私が手に持っているものは何でしょうか？そう、だれが見てもコーラです。ところで、これを横から見た形は何でしょうか？そう、長方形です。上から見たら？丸です。それでは、どんな時に買いますか？のどが渇いた時です。では、どんな味がしますか？甘い味がします。でもこれはアルミニウムの缶ではないですか？・・・それはそうかもしれません。重さは何グラムですか？値段はいくらですか？・・・あらためてお聞きします。皆さん、今私が手に持っているものは何でしょうか？
　先のコーラに関する質問に対して得られた回答は全て正しいものです。どれも真実で嘘がないことには皆さんも異論はないと思います。しかし、一つの視点のみから物事をとらえる傾向が強いと何故だか他人は間違っていて自分だけが正しいと思ってしまう。このような単純な錯覚でいかに多くの争いが世界中で起きていることでしょうか。豊で平和で安定している世の中では、そのもととなる価値観と行動をひたすら続けることがある意味効率的で有効なのですが、昨今のように急速に不安定化しつつある世の中では、変化に応じて価値観や行動を臨機応変に調整していくことが大切となります。そのためには固定化した発想に疑問を持ち、多角的な視点からの意見を出し合える環境の存在が必要となってくると思います。
　ライオンズクラブの活動は、集団としてやむを得ず一つの方向に進む必要がありますが、個人それぞれの価値観や意見が尊重されるべきであると考えます。今年度は例会や理事会で色々な問いかけを試み、皆さんの多様な視点からのご意見をいただきながらライオンズ活動の方向性を模索していきたいと思います。先程のコーラの質問で既にお気づきだと思いますが、「これは何ですか？」という問いかけがいかに回答を一般化させ思考を膠着させてしまうことか。おそらくコンビニ経営者でしたら1本あたりの利益を、運送業でしたら体積や重さを、医者ならば糖尿病のことを真っ先に考えた方が多いはずなのですが。「良き答えを得るためには、良く問うことだ」という格言はまさに至言だと思います。皆さんには是非この問いかけのメソッドを念頭にいれた活発な発言を期待しております。
　話しは変わりますが、去る6月29日中部大学春日丘中学校において薬物乱用防止教室に協賛させていただきました。今回は既に学校側で警察による主催が決まっておりましたので三役・委員長のみの出席とさせていただきました。秋の柏原小学校での活動は春日井中央ライオンズクラブが主催で行いますので多数の皆様の参加とご協力をお願い申し上げます。
　また、先週7月８日にオールドレイクゴルフ倶楽部において開催されました今年度第一回のゴルフ部会コンペに多数の参加を頂きありがとうございました。初回の会長杯のお披露目ということで私も張り切っていましたが、あいにく前日より38度以上の高熱が出てしまい泣く泣く欠席とさせていただきました。会長杯の手渡しができなかったご無礼お許しください。次回のコンペでは真夏が過ぎ少しは涼しくなると思います。ぜひ多数の会員の皆様の参加をお待ちしております。
　最後になりますが、巷では急速にコロナ感染が再拡大しております。体調には十分ご留意され、次回家族例会で元気にお会いできることを祈念いたしまして、私の会長挨拶とさせていただきます。

第44代(2022.7〜2023.6) –  役員紹介Officer